通常の99と異なり、CLASSISCモードはSFC版に寄せた仕様になっています。ここでは、通常の仕様とCLASSICの仕様の違いと、それに付随する走り方の注意点を紹介していこうと思います。
・1周目にターボが使えない
99モードでは、スタート直後にターボを使いピットで回復することで、エネルギーのロスなく最初から最高速度で走ることができますが、クラシックモードではそうはいきません。特にFIRE STINGRAYは加速が鈍いため、1周目は最高速度まで加速できないコースもあります。低速状態が長く続けば続くほど、当然タイムは遅くなります。そのため、1周目ではいつも以上に減速に対してシビアになる必要があります。インを攻めすぎてガードビームを削るくらいなら、多少アウト側を走って速度を維持したほうが結果的に早くなります。大きなカーブはアクセルオフで鋭く曲がるよりも、多少膨らんででもアクセルオンのまま曲がったほうが、最終的にタイム短縮につながります。おおよそ470km/h程度までは速度維持を重視した走りでいいと思われます。
・曲がれない
はじめのうちは99モードと同じように曲がろうとすると、そもそもうまく曲がれないのではないかと思います。というか私がそうでした。が、これはSFC準拠の視界になったせいで、位置把握で錯覚が起きているためです。見た目に騙されず、99モードと同じタイミングで曲がろうとすれば同じように曲がれます。
逆もまた然りで、クラシックモードをやり続けた後で99モードに戻ると、あきらかに画面スクロールが遅くなっているため、早く曲がりすぎて壁に激突しがちです。どちらの場合でも、視覚はどうしてもズラされてしまうので、体にしみこませたテンポでそれぞれのモードの走り方を思い出すのが重要になるかと思います。
・ジャンプが低い
これもコーナリング同様、視界が変化しているのが原因です。実際には99モードと同じ挙動をしているはずです。
・ミスした後にターボでリカバリーできない
TAなら即リタイア案件なのであまり気になりませんが、対人戦やall tracksの最中はそうはいきません。そもそもミスをしないように安定を取るのが一番ですが、それでもミスる時はミスります。ミス後の速度次第ではありますが、ターボポイントが大幅な減速後のコースでなければ、安全なポイントでターボを使ってしまった方がいいです。ターボでの復帰がNGなコースはSILENCE、WHITE LAND II、FIRE FIELDくらいで、それ以外はターボポイントでは減速をしないような立ち回りをすればいいと思います。ターボの恩恵が少ないDEATH WIND IIなんかは2周目でターボを使わず、保険に1回温存しておくのも手だと思います。