最終面として用意されたコースだけに、非常に難易度の高いコースになっています。まず、単純に長いこと。次点のSAND OCEANやRED CANYON IIと比べても約1.5倍時間がかかります。そのため、減速の影響が他のコースに比べて大きくなっています。そのうえで減速必須のコーナーが複数用意されており、どうやって切り抜けるかが問題になってきます。
一方で、ぐねぐね曲がりくねった後半部分に比べると、前半部分は一部を除き直線的な作りになっています。ここでは可能な限り高速状態を維持したいところです。
コース終盤に速度回復用のダッシュプレートがありますが、分岐の外回りを選ぶ必要があるため、ミスによる減速がない限り、ロスの方が大きいです。またクラシックではピットでの回復は必要ありません。
①地雷ゾーン
1周目は地雷に到達する頃の速度は350km/h程度です。地雷を踏むと強制的に380km/h強に修正されるため、ここは敢えて地雷にぶつかります。その後、ヘアピンに備えて左側にマシンを寄せます。
2周目以降は邪魔な存在でしかないので無視します。1個目の地雷がなくなっているため、右端から斜めに寄せていっても、問題なく地雷ゾーンまでに左へ寄せ切れます。
②ヘアピン
単体で見ると大したことない箇所ではありますが、ロングコースの序盤ということで、大きく減速してしまうと後々まで尾を引きます。特に1周目での減速は2周目の同地点までまるまる1周分は影響してきます。1周目はブラスト・アクセルオフやスライドターンは極力控えます。横幅一杯を使ってグリップで半分ほど曲がってからスライドターンに切り替えて、わずかな減速で鋭く曲がるのがコツです。
2周目以降は順調であれば最高速度に達しているため、スライド+ブラストターンでギリギリ曲がり切れるレベルです。少し奥側から曲がり始めれば曲がりやすくはなりますが、当然走行距離が長くなるためロスになります。速度維持に関しては、次のコーナーの影響が大きすぎて、ガードビームを削ってしまうなどのロスがない限り問題にする必要はありません。455~460km/hで抜けられれば上出来です。
③謎の突起
公式ムービーですら反射を利用して曲がっていた極悪コーナー、素直に曲がろうとすると、200km/h台まで減速する必要があります。だったらターボで復帰、と言いたいところですが、この後すぐに複合ヘアピンがあり、再び減速を強いられます。複数回ターボを使えるのなら話は別ですが、ここは何とかして減速を最小限に抑えて曲がる必要があります。ここは公式に倣って反射で切り抜けます。問題はどこにぶつけるかです。ガードビームは弧を描くように並んでいますが、よく見ると、右側の方でわずかに角になっている箇所があります。そこからやや左側にぶつけつつ、左入力で跳ね返りを調整するとうまくいきやすいです。とはいえ、侵入角度や反射位置のわずかなズレなどで反射後の速度は大きく変わります。本当にうまくいくと1周目380km/h、2周目以降440km/hくらいで抜けられますが、そこから20km/h減でも上出来といえる数値です。完走を目指すレベルなら、反射後の速度を意識するよりも、複数回壁に激突しないように注意するほうが重要です。まあ注意しようがピンボールするときはするんですが。
④連続ヘアピン~大カーブ
一難去ってまた一難とはまさにこのこと。前半のヘアピンは①同様アウト・イン・アウトを心がけて曲がればよいのですが、問題は後半のヘアピンです。単純に曲がり切れません。よってここでも反射を駆使して速度減を最小に抑えることになりますが、1周目と2周目以降で反射位置が異なります。1周目はとにかく速度維持が重要なので、減速の少ない反射位置を狙いますが、2周目以降は反射前後にターボを使い速度を復帰させるので、最短のライン取りをすることになります。また、ターボ終了位置が蛇行カーブと被るため、タイミング次第ではなかなかカーブを曲がれず大外回りになったり、最悪壁に激突してピンボール案件になったりします。ヘアピンを曲がり始めたタイミングでターボを使い、蛇行カーブ手前でターボが終わるように調整すると安定はしますが、反射時の反発が大きくなるため、膨らんでしまう分遅くなりやすいです。
⑤分岐コーナー
先述した通り、クラシックではピットでの回復は不要、ダッシュプレートもSFCのような威力はないため、外回りは単なる寄り道でしかありません。分岐前に400km/h程度でもヘアピンまでに追い付けませんでした。というか始めた当初は癖で外回りしていたのですが、内回りに変えたら瞬く間に記録が伸びたという。
肝心の内回りの方法ですが、直前まで磁力に対抗して斜行しているはずです。グリップで姿勢を戻し、コース真ん中辺りから曲がり始め、そのままインベタします。例によって1周目はグリップのみで曲がるように心がけます。